「暑さに慣れていない今こそ注意!春から始まる脱水・熱中症」
こんにちは。山本内科クリニックです。
5月に入り、日中の気温がぐっと上がる日が増えてきましたね。
まだ夏本番でないこの時期「熱中症や脱水はまだ大丈夫」と油断していませんか?
実は、春から初夏にかけては、体が暑さに慣れておらず、脱水や熱中症になりやすい
時期なのです。
■春でも油断できない「隠れ脱水」「軽度熱中症」
気温が急に上がった日や、湿度が高い日には
室内でも熱中症が起こることがあります。特に、
・高齢者(暑さに気づきにくく、水分もとりづらい)
・お子さん(体温調節が未熟)
・外回りの多い方や屋外作業の方
は、5月から注意が必要です。
■こんな症状、ありませんか?
・なんとなくぼーっとする
・立ちくらみやめまい
・軽い頭痛
・食欲がない
・尿の色が濃い、量が少ない
これらは、軽い脱水症のサインかもしれません。
■対策の基本は「こまめな水分補給」
「のどが渇いた」と感じる前に、意識的に水分をとることが大切です。
・1日1.5~2リットルを目安に(食事に含まれる水分も含めてOK)
・汗をかいたら、少し塩分を含む飲み物(経口補水液やスポーツドリンク)を選びましょう
・カフェインやアルコールは利尿作用があるため、水分補給としては不向きです
■熱中症が疑われるときは
・体が熱いのに汗が出ていない
・意識がぼんやりしている
・吐き気や強いだるさがある
そんなときは、すぐに涼しい場所へ移動し、衣服をゆるめ、水分・塩分を補給してください。
改善しない場合は、医療機関を受診してください。
■内科でも「脱水・熱中症」の相談ができます
「ちょっと調子が悪いけど、どこに相談していいかわからない」
そんな時は、どうぞ当院へお気軽にご相談ください。
点滴による水分補給が必要な場合もあります。
高齢の方や持病がある方は、早めの受診が安心です。
最後に
暑さに慣れていないこの時期こそ、しっかりとした対策が必要です。
ご家族や職場でも声をかけ合いながら、熱中症・脱水を防ぎましょう。
体調が気になる方は、どうぞお気軽にご来院ください。